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このツールについて
自転車のギア比、スキッドパッチ、ケイデンス(ペダル回転数)と速度の関係をリアルタイムにシミュレートできるオンライン計算機です。フロントチェーンリングとリアコグの歯数を選択するだけで、瞬時に詳細なデータを算出します。
主な機能
- ギア比の計算: 踏み込みの重さを数値化し、走りの特性を把握できます。
- スキッドパッチ計算: 固定ギア(ピストバイク)のタイヤの摩耗ポイントを可視化します。
- 速度シミュレーター: 指定したケイデンス(rpm)での時速を km/h で算出。
- アニメーション表示: ケイデンスに合わせて変化する自転車アニメーションで直感的に理解。
ロードバイク、ミニベロ、ピスト、マウンテンバイクなど、あらゆる車種のメンテナンスやギア構成の見直しにご活用ください。
📘 アプリの使い方と解説
1. モードを選択する
画面中央のタブで「シングル」か「マルチ(多段)」を選択します。
- シングル: 前後の歯数を直接入力して計算します。ピストのスキッドパッチ計算もこちらで可能です。
- マルチ: ロードバイクなどの変速機付き自転車用です。仮想シフターで変速をシミュレートできます。
💡 解説:シングル/マルチ/ピストの違い
🚴 シングルスピード (シングルフリー)
変速機がなく、ギアが前後1枚ずつの構成です。BMXや街乗り用の自転車によく見られます。部品が少なく軽量で、故障しにくくメンテナンスが非常に楽なのがメリットです。一方、坂道や向かい風など、状況に合わせたギアの切り替えができないデメリットがあります。
🚵 マルチ (多段変速機付き)
ロードバイクやクロスバイク、MTBなど、現代の多くの自転車がこのタイプです。上り坂では軽く、平坦路や下り坂では重く、状況に応じて常に最適な負荷を選べるため長距離走行の疲労を抑えられますが、変速機の調整やチェーンの脱落などのトラブルが起こりうるデメリットもあります。
⚙️ ピスト (固定ギア / Fixed Gear)
「ピスト」と呼ばれるトラック競技用自転車やその街乗り版。最大の特徴は、後輪とペダルが常に直結している「固定ギア」であることです。ペダルを止めることができず、後輪が回る間はペダルも回り続けます。バックを踏む(ペダルを逆回転させようとする力)で減速できるため自転車との一体感が強く、ダイレクトな走行感が魅力です。(※公道を走行する際は、必ず前後ブレーキを装着してください)
2. ギア構成を設定する
「マルチ」モードでは、主要なメーカー(Shimano, SRAM等)の構成から選ぶプリセットか、「手入力 ✎」ボタンからご自身の自転車の正確な歯数を入力できます。
💡 解説:ギア比の基礎知識
ギア比とは?
ギア比とは、「ペダルを1回転させたときに、後輪が何回転するか」を表す数値です。計算式は以下の通りです。
例えば、フロントが48T、リアが16Tの場合、ギア比は 3.00 となり、ペダルを1回回すと後輪が3回回ることになります。
数値による違い
- 「重いギア」 (ギア比が高い): 数値が高いほどペダル1回転で進む距離が長くなりますが、回すのに大きな脚力が必要になります。高速巡航に向いています。
- 「軽いギア」 (ギア比が低い): 数値が低いほどペダルは軽く回りますが、進む距離は短くなります。坂道や漕ぎ出しを楽にしたい場合に向いています。
最適なギア比を見つけるヒント
- 街乗り(シングル): 一般的に 2.6〜3.0 程度が扱いやすいとされています。
- ロードバイク: 高速域では 4.0 以上、登り坂では 1.0 前後まで幅広いギア比を使い分けています。
- 脚質と目的: 高回転で回すのが得意な人は低めに、トルクでグイグイ進みたい人は高めに設定するのがセオリーです。
3. シミュレーションを調整する
スライダーを動かしてケイデンスを変更したり、タイヤサイズを選択すると、1回転で進む距離や走行速度がリアルタイムに再計算されます。設定されたギア比に合わせて自転車のアニメーション速度も変化します。
💡 解説:距離・速度の計算方法
1回転で進む距離
選択されたタイヤサイズ(例:700x25c = 2105mm)をメートル単位に換算して計算しています。
速度 (km/h) の計算
- ケイデンス: 1分間のペダル回転数 (rpm)
- 60: 分から時への換算
- 1000: メートルからキロメートルへの換算
4. スキッドパッチの表示 (シングルのみ)
「スキッドパッチ計算」をONにすると、固定ギア車(ピストバイク)でのタイヤ消耗ポイントが表示されます。
💡 解説:スキッドパッチの計算方法
タイヤの同じ箇所ばかりが削れてバーストするのを防ぐための指標です。パッチ数が多いほど摩耗が分散され、タイヤが長持ちします。リア歯数を、フロントとリアの最大公約数(gcd)で割った値になります。
※両足でスキッドする場合は、ペダル位置が左右対称になるためパッチ数が変化します(アプリ上の「スキッド(両足)」の数値が自動計算されます)。