結論:ロードバイクにキックスタンドを付けたいなら付ければいいと思うよ。
ロードバイク界隈で繰り返されてきた永遠のテーマ「キックスタンド付けたい・付けない方がいい論争」。 SNSや掲示板で質問すると「ロードバイクにスタンドなんてあり得ない」「ダサい」「フレームが傷む」といった否定的な意見が飛んでくるイメージがありますが…。
結論、キックスタンドを付けたいと思うなら、自由に付ければいい。
その理由と、あらかじめ知っておくべき注意点をまとめました。
「前提としている用途」が違う
スタンド否定派と肯定派が存在する理由は「ロードバイクを何に使うか」という大前提が異なっているからです。
通勤や通学、街乗り、ちょっとした買い物など、「純粋に走ること」以外の実用的な用途で使うのであれば、キックスタンドは圧倒的に便利です。コンビニに寄るたびに立てかける壁を探したり、地球ロックできるポールを探し回ったりするのは非効率。
「ロードバイク本来の美しさが〜」「空気抵抗が〜」と言う意見もわかりますが、便利なものは便利なのだから、自分のライフスタイルに合わせて最も使いやすい形にカスタマイズするのが正解です。
たしかに憧れのハイエンドロードバイクにスタンドが付いていたら「もったいない」と思う気持ちもありますが、通勤通学、街乗り用途に使用する場合は盗難のリスクも高いため、何十万円もするハイエンドなロードバイクを選ぶこともまず無いでしょう。だとすれば、実用目的の自転車を実用的にカスタムするのだから、スタンドにしろキャリアにしろマッドガードにしろ、便利に越したことはありません。
「最強の足」として乗り倒してください。
“走ること”にスタンドは必要ない
ロードバイクを趣味や競技目的で「純粋に走ること」に特化して使用する場合は、どこかに行くことではなく乗って走ることが目的なので、そもそも駐輪して目を離すことがありません。
休憩中も自転車から離れることはなく、よほどのロングライドでもない限り補給は摂っても食事に立ち寄ることすら頻繁にはありません。「スタンドなんて必要ない。」「付けるべきではない。」という意見は、こういう用途を前提にしたものだと言えるでしょう。
つまり、「スタンドが必要になるような実用的ロードバイク」と、「スタンドが絶対に不要な走るためのロードバイク」は、同じロードバイクという名前でも、実質的に違う乗り物として扱われているのです。
とはいえ、知っておくべき「スタンドのデメリット」
「付けたいなら付ければいい」というのが本記事の方針ですが、ロードバイクという乗り物の構造上、スタンドを取り付けることで発生するデメリットがあることも事実です。取り付ける前に、以下の点だけは理解しておきましょう。
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フレーム破損のリスク:
ロードバイクのフレーム(特にチェーンステーなどのパイプ部分)は、スタンドで外側から強く挟み込まれることを想定して設計されていません。強く締め付けすぎると、カーボンフレームは割れ、アルミフレームでも凹む危険性があります。 -
機械的な効率と重量バランスの低下:
ロードバイクは、少しでも速く・軽く走るために機械的な効率を突き詰めて作られています。スタンドによる数百グラムの重量増は、漕ぎ出しの軽快さや、登り坂でのパフォーマンスに少なからず影響を与えます。 -
走行中の安全面:
専用ステーのない後付けのスタンドは、スポーツ自転車の激しい振動によって固定ボルトが緩むことがあります。走行中にスタンドが下がって地面に接触すると大事故に繋がるため、定期的な増し締めなど、安全確認のメンテナンスが必要です。
ハイエンドなロードバイクにスタンドを付けるのはもったいない、と感じるのはこれらのデメリットが大きいからです。
まとめ:自転車は乗り手のもの
● 実用目的:
便利なんだから スタンドを付けてもいいじゃないか。
● 走行目的:
そもそも必要ないからスタンドは付けない。
ロードバイクは自由な乗り物です。コンマ1秒を削るために機械的効率を極限まで追求する楽しみ方がある一方で、街中を快適に移動する「最強の足」として使い倒す楽しみ方もあります。
もしあなたが「通勤や街乗りで便利に使いたいからスタンドを付けたい」と思っているなら、他人の目は気にせず、堂々とキックスタンドを取り付けて、快適なロードバイクライフを楽しんでください。